四季報を使った長期投資向けに向いた銘柄のスクリーニング方法についてまとめます
これはいろんな投資家さんやyoutubeで得た情報を組み合わせたものです
自分自身でもまだまだ調整中の方法ですので、ひとまず投資に向いた良さそうな銘柄のリストを作る方法だと思ってもらうのが良いと思います
今日の目次
四季報全般について
四季報というのはこれです
分厚さは10cmくらいある本で、この本に上場している株式会社はすべて載っています
最初のほうに今回の四季報の「見出しランキング」というのがあります
ここに書かれている
- フレーズがポジティブなものが多い時は、日本経済の調子がいい時
- フレーズがネガティブなときは日本経済の調子が悪い時
と全体を俯瞰することができます
ただ、注意した方が良いのは、四季報はその前の四半期についてまとめたものですので、過去の情報しか載っていません
最新の情報が知りたい時は、株探や各株式会社のIRなどでチェックするのが良いと思います
株主優待のリスト
個別のページには株主優待の有無が書かれていないと思うので、自分で後ろのリストを見てチェックするしかなさそうです
と、言っても優良な優待がある銘柄は限られていて、個人投資家が買いそうな銘柄は名前がちょいちょい耳に入ってくると思いますが・・・
最近の日本市場のトレンドとして、株主優待は廃止される傾向にあります
というのも、株主優待は、株主にとって平等なものではないと考えられているからです
特に、日本市場を買い支えているのは海外投資家ですが、海外の投資家は株主優待の権利がないので意味がないものだからです(ということは、純粋に配当と会社の価値・株価だけで勝負してる)
詳しくは以下の記事が参考になると思います
最近のニュースだと、オリックスやKDDIも株主優待の廃止や内容の変更を発表しました
個別銘柄のページで着目する点
基本的に長期保有する前提ならば、過去数年は業績が伸びている銘柄を買うべきです
1株当たりの利益を見て、それが単純に増えているかどうかを見るのが良いでしょう
2020年はコロナで日本経済はダメージを受けましたが、そこから業績が登り調子かどうか確認しましょう
他にも
- 自己資本比率は70%くらいはあると嬉しい (業種による。不動産は自己資本比率が低い)
- 営業CF(キャッシュフロー)がプラスは必須
- 借金がないかどうか?
- 有利子負債
- 現金同等物が多いかどうか見る(会社の余力に相当)
- 株価のチャートが移動平均線より上かどうか?
- 会社の社長が筆頭株主であって欲しい、自分の社員を食わせていくために時間と労力を惜しまないかどうか
- 社員を食わせていく = 利益を出す = 株価が上がる = 株主も嬉しい
配当が何%くらいあるか?
これもとても大事です。
日銀がインフレ率が年3%と想定しているので、それ以上の配当があると良いです
自分は4%くらいは欲しいと考えています
株主優待がある場合は、優待の価値+配当の利回り4%を超えていると良いと思います
四季報は全部読んだ方が良いのか?
自分は全部読むのは諦めましたw
辞書と同じで、気になる銘柄を調べた時にその前後を見るとかは癖つけておくと良いかもしれません
というのも、証券コードが近い = 同業種の銘柄だからです
他にも、四季報には「比較会社」という項目があって、ライバル会社がリストされています
気になる銘柄の場合そういったライバル会社の業績もチェックしておくとその業種が今、不景気なのか好景気なのかを知るヒントになると思います
スクリーニング結果をまとめる
左端の証券コードに番号を打つと、それよりも右の情報はすべて埋まるようなものを作成しました
今の株価、配当、配当利回り、過去3年の業績、自己資本率などが表示されます
こういったスプレッドシートの作り方は、今後別の記事で取り上げたいと思います